2015年、年が明けてから「景品表示法」に関わる問題が出ています。

まずは空間用虫よけ剤。ベランダとか玄関にかけている家も多く見かけるようになりました。
しかし、消費者庁の実験では、風通しのいい場所では虫よけ成分が空気中に残留しにくかったとか。

私の知り合いは、この商品のメーカーに勤めているんです。
発売当初からこの商品を世に出すまで結構時間がかかったと言っていました。

やはり、風通しのいい場所で虫よけ効果を発揮させる技術が難しく、何回も何回も実験と改良を加えてようやく出来上がったと言っていました。

消費者庁はなぜ今頃こんな実験をしているのだろうか?消費者からクレームでも入ったのかな?

私的には、そもそもベランダの虫が全てどっか行ってくれるなんて期待してないです。そんなの常識的に無理ですよ。
虫よけを使えば少しマシになればいいかな?なんてノリで使うだけです。

虫よけ剤の中に虫がいたことだってあるし。よくぞ虫を閉じ込めた!って感じですよ(^^)

恐らく購入者はこう想像して商品を買ったのでしょうか?
「よし、この虫よけ剤をベランダにかけておけば、一切ベランダから虫はいなくなる!やったぜ!!」
そんな期待にも同情するけど、そこまではやっぱり難しいですよ。10匹飛んできた蚊のうち2,3匹が隣りの家に飛んでってくれれば儲けもんです。

完全な虚偽や詐欺目的、誇大過ぎる広告は規制すべきだと思うけど、規制の強化が進み過ぎたりしたら物が売りにくくなりますよね。
当たり障りのない商品名やキャッチコピーじゃ購買意欲も起きません。

「喉が渇いていたら、喉ごし爽やかに感じられるかもしれない缶ビール新発売」

「可能な限り新鮮さを損なわないように工夫した冷蔵庫です。得意なのは冷やす事です!」

「あなたの反射神経がそこそこなら、シャッターチャンスを逃さないこのカメラがおすすめです」

「すごい広い道で壮大な景色の中を走れば、ダイナミックな走りに感じる人がいる車」

ここまで規制されることはないから、極端な例だけど、買う気が無くなります。
ある程度購買意欲を駆り立てる表現をしないと、世の中のお金が動きません。

もちろん、検証データが無いような嘘はダメです。誇大過ぎる広告もダメ。それは分かります。
消費者庁の言い分も分かるんです。

境界線が難しい問題ですね。